ひぐらしのなく頃にキャラ

ひぐらしのなく頃にキャラ



ちょっと長いです。
とりあえず「ひぐらしのなく頃に」の作者HP

フィギュアレビューのとあるサイトで紹介されてるのを見たのが最初だったと思います。

とにかく怖いと。

そこまで言うのであれば、と作者HPに行ってみるとギャルゲーチックなキャラ絵が出てくるじゃないですか。
「なんだそれ系か・・・。(どれ系だよ?)」とその時はスルーしてました。
それから出るわ出るわそういうニュースや日記あたりで紹介記事が。気になる・・・気になるぞー。
HPで無料で1話目が丸々出来るっていうので、「ほぉ、大した自信だ。」と早速やってみる。

・・・・・・・・・っ・・・すげぇ。

まぁこういうのに免疫がないのも事実なんで個人的な意見ですが。

正直全然期待してなかったです。なめてました。
前半はよくあるギャルゲーパートだと思います。ああ良いねぇこういうのもー、でも飽きそー。とか思い始めます。
んで中盤、問題の綿流しの祭り。ここら辺からゲームがじわりじわりと流れが変わるんですよね。
んで事件が発生して、周囲が変貌する中、主人公が追い込まれてていきます。ここらへん感情移入し易い私は冷や汗かきまくり。
んで終盤、恐怖MAXですよ。物語を進めるマウスクリックを止められない!まさに追い詰められてるって感じです。

あと音と演出。すごく効果的に使われてると思います。
やったときちょうどひぐらしが鳴く頃だったので、聞くと脳裏をよぎります。

ちょっとべた褒めかも知れないですが、体験版だけでもやってみる価値はありますよ。
体験版といってもかなり長くてボリュームあります。時間がある方は是非。
体験版のみ音声付にできるパッチ?を出されてるようですが、最初からこれやるとキツいらしいので初めは普通のをお勧めします。

ま、結局とらの穴の同人ソフトコーナーで本編買っちゃったんですけどね。
ほかの2話も例にもれず、かなりきます。
登場人物も増えて、舞台となる村の背景とかも明らかになっていき、推理材料が増えていきます。

ただ、3話とも基本的に同じ時間軸で構成されて、それぞれに完結してます。
1話目が終わって2話目に入っても、続編ではなく、もう一度大体同じ1話目の
始めからです。
また、これはサウンドノベルっていうジャンルに入ると思いますが途中の行動の選択肢はありません。一方通行です。
その分、3話それぞれ微妙に状況や主人公の行動が分岐してて物語が変化してます。
ちょっとネタバレしちゃうかも

恐怖感で言えば2話目が一番だと思います。
1話目は絵でいうと、右のレナというキャラが中心です。
で、2話目は右から2番目の魅音というキャラを中心に展開します。

前半は1話目と同じギャルゲーパート。ながいですね。でもしっかり推理ポイントが入ってきています。
そしてやはり中盤のお祭りから事態が豹変していきます。でも1話目より話が派生してるんですよね。
んで終盤。特に『目』。色々紹介されてたけど何だそれ?って感じでした。
で問題のそのシーン・・・。自分の体が跳ね上がってるし。怖いっていうか驚くって、あれは。でその前後を思ったとき、こびりつく恐怖。
もー完全に主人公と心理状況一致してましたね。
ラスト近くはすんなりいってて、「お?このまま解決か?」とも思うんですが、まぁ当然そうはいかずに謎を多く残したまま終了します。
この終盤の監禁室のシーンは「やばい。やばい!ここに居ちゃいけない!絶対やばい!!」って私自身、感情がすごかったです。

3話目はもうどうするよこれって感じです。
このパートは左から2番目の沙都子が中心です。
正直、ギャルゲーパートの沙都子は可愛いんですが、2話目でもかなり堪えたのに3話目はつら過ぎる!
ギャルゲーパートが短い。中盤から飛ばしすぎ。主人公が事件起こす側に回っちゃってるし。
もう終始、「おかしい、やばい、おかしい!やばいって!」でした。
終盤もあっけにとられました。そうですねぇワケわかんない度は3話目が一番でした。
ラストの演出は良かったです。スタッフロールにも推理のヒントが入ってるとは。
1話目のラストも、主人公が証拠を残す為に書いた文書がそのままプレイヤーに対して投げかけられるとは。

まぁこの3話以外に、番外編もあります。
一番左の梨花が中心です。
これやった感じ前半は全話共通で後半は3話目の続きって感じです。
番外編とは名ばかりで重要なヒントが出てるようです。

3話ともに微妙に話が変わってるんですが、それぞれ共通する事柄や、新たに出てきた、無くなった関係等
一つ一つがカードみたいに見えてくるんですね。
全てあわせて我々プレイヤーは推理し、事件の真相を暴いて、事件を解決するのがこれの遊び方です。

私は推理は白旗です。そういったコミュニティでは沢山の方が色々な推理を展開されています。
ただ私の周りの人々で、これやってる人いないんですよ。残念!
Maruru氏に紹介してみましたけど、忙しそうですし。推理しあうのもこのゲームの面白さだと思うんですが。

解答編が順調なら冬コミで出るそうなので、何とか入手したいです。できるんだろうか・・・。
しかしこれの解答、納得いくものになるんですかねぇ。洋画なんかでは予告編で期待させといて結構しょうもないオチとかよく聞きます。
作者の話だと主人公が変わって、さらに時間軸の範囲が広がってるらしいです。うう、期待しちゃいますね。

人気投票は北条 沙都子に入れてました。(私の見た、一部の推理説が当たってたら極悪犯ですが)
イベントとかにも行ってみたかった・・・。

内容以外でも興味深いところは多いです。
営業面でも、同人の商売では18禁が主流の中で非18禁ものが同人ショップに並ぶのがいかに難しいか。とか
社会人として仕事をしながらの、3年間の地道な活動の成果とか。
初めのほうは¥100で売ってたらしいです。とにかく読んでみてくれって意気込みだったそうです。
ここら辺の履歴をみても感心しますし、率直に尊敬できます。また自分自身、がんばろうってやる気が湧きます。
ひぐらしシリーズは解決編で終了するかも知れませんが、今後の活動にも目が離せませんね。応援してます。

うわ!長いなこれ!読んでる方ありがとうございます。
まぁここら辺の感想ならどこでも出てると思うんで、絵の方を見てやってください。