「ひぐらしのなく頃に」推理・考察日記コーナー
冒頭シーンの個人的イメージです。
2005/07/19 冒頭シーンについて
「鬼隠し編」をはじめから始めるとこの衝撃的なシーンになり、いきなりひぐらし的世界観を味わえます。
でもよくよく考えるとおかしな事ばかりある気がしませんか?
このシーンに出てる「俺」、そして「彼女」・・・それぞれ誰を指しているのか。
これは何時、何処でのシーンなのか。
この解釈によって結構「鬼隠し編」は変わってくる重要なシーンだと管理人は思ってます。

6月18日推理ページでこの「冒頭シーン」についての当サイト的な考えを公表したところ様々なご意見を頂きました。
それらは順を追って考えていこうと思います。

ちなみに当コーナーは日記形式ですのでだらだらと長文になっております・・・。
はじめに当サイトが出した推理は・・・
鬼隠し冒頭シーンでのやはり重要な点は登場人物の特定。
はじめは「俺」と「彼女」の2人としました。

そして「俺」の方は「圭一」と断定。根拠は5月に発売された「鬼隠し編」ドラマCD。
まんま「圭一」役の声優の方がこのシーンの「俺」役を演じているからです。
(演じてますよね?実は別人とかはないと思いますが。実は耳、けっこう悪いです。)

「俺」を「圭一」とするならば、「彼女」の特定も絞れるはずです。
文中に出てくる「彼女」に関する情報は以下の通り。

親切が、うれしかった。
愛らしい笑顔がうれしかった。
頭を撫でるのが、好きだった。
そんな君がはにかむのが、好きだった。

「圭一」視点で決定的なのが「頭を撫でる」ところ。
鬼隠しシナリオで撫でてるのは「レナ」しかいないですよね?(いちいち自信ないですが)
そんなワケで「俺」=「圭一」。「彼女」=「レナ」と仮定したのが一番はじめの推理です。

ま、ぶっちゃけあんまりこのシーンが重要だと思ってなかったのです。
まんまひねりもなく、元々そうじゃないかと思っていたところ、ドラマCDで駄目押しされた気がしたもので。
しかしあまかった・・・。
意見その1、時系列が違う。
ちょっと管理人の思考が停止しました(笑
管理人はこんなテキスト書いて公開しておきながら、全然日本語理解力が怪しいのですよ。
この「時系列」という単語が理解出来ないのです・・・うう、すみません。
まずは理解しよう・・・うん、そうだ辞書辞書・・・

時系列・・・自然現象や社会現象の時間的変化を継続して観測して得た値の系列。

何言ってんのかワケワカンネェYO!うぎききぃ!!
そがみさーん(推理提供者)、もうここで混乱してますよー。うへへへ、うわーん。
と、とにかく「継続した時間的変化の一つの系列」を「鬼隠し編シナリオ」とするならば
「冒頭シーン」は「鬼隠し編」と連続していないって事を言いたいんですよね?
はぁはぁ・・・もうそうする。そうするもん!

その後ゲストブックにこれについての捕捉がありまして・・・

最終話のシーンを鬼隠し編で再生している可能性が捨てきれない
・・・との事。

・・・さ、最終話ってどの最終話なんでしょう?
「鬼隠し解」?それとも「解」シリーズ最終話の事ですか?
そーがーみーさーん!また混乱してますよー!(泣)
とにかく別シナリオのシーンが「鬼隠し編」冒頭になってるかも?って事にしましょう。そうしましょう、ね!

えー・・・すみません。無礼講でお願いします
とにかく管理人の考えは、引っ掛けが多数存在するであろうひぐらしにおいて、この冒頭シーンを
「鬼隠し編」だけのものだと断定するのはちょっと待った方が良いと判断いたしました。

でもまぁそうすると全編検証しなきゃいけないので、はじめは「鬼隠し編」で検証します。
それで、「鬼隠し編」ではないと結論が出たら、他編の可能性を探ろうではないですか。
意見その2、圭一役の声優さんが悟史役もやるかも知れない。
エンジェルモート店内イメージです。テケトウ
詩「で?何で私達の所にくるんです?推理だと、私は当分出てこないはずでは?」
「しかも、何で小うるさい沙都子まで連れてきますかね・・・全く。」
(折角上手いこと悟史くんだけ連れ出したのに!)
沙「むがー!勝手ににーにー連れ出しておきながら、何ですのその言い草!」
「にーにーは変な人に渡さないと何度も言わせないでくださいまし!」
「それに!ちょっとそこどいて下さりませんこと!にーにーのとなりは私の席ですのよ!」
詩「うるっさいな、もう。この!この!」
沙「うぎぎぎ!ぎ!ぎ!」
悟「あはは、ほんと詩音と沙都子は仲が良いね。」
詩「・・・そうですか?」
梨「なのですよ。」
詩「(びくっ)ま、まぁ(コホン)・・・それで?なんの用ですか?」
レ「えっとね、冒頭シーンの推理で、『俺』の人が悟史君かも知れないって説があるの。」
悟「僕が?」詩「悟史くんが?」
圭「それでだな、その説でいくと『彼女』は目明しで悟史にちょっかい出してた・・・」
魅「詩音!あんたかも知れないって事!」
詩「はぁ!?じゃ、じゃあ私が殴られてんですか!?何で!」
魅「きっと悟史は変質的に言い寄ってくる詩音に追い詰められて殺意をもつようになったんだよ。」
圭「まさにその通りに違いないな。くっくっく」
詩「・・・ほぉ〜・・・言いたい事はそれだけですか?(怒」
(2人そろって同じような顔して〜・・・)
これはかなり驚きましたね。全くこんな事考えてなかった。
あり得ないかと言うとけっしてそうではないですよねぇ・・・。
こう考えると、ドラマCDも必ずしも決定的なものではない事になりますよ。
「俺」=「悟史」説の存在は知ってましたが、もうすっかり忘れてました。

さて、仮に「俺」=「悟史」だとすると・・・「彼女」については何のひねりも無く考えると「詩音」になりますか。
何で「鬼隠し編」に詩音が出てこないのか考えたとき、一つのの答えになりますよね。
もう既に「詩音」は殺害されており、「圭一」のいる昭和58年にはもう居ないって事です。

この頃の詩音は雛見沢や輿宮に居る事は公にされてないはず。
事件を隠蔽したりは可能です。

でも何故「詩音」が「悟史」に撲殺されているのか・・・全然想像つかないです。(上のは冗談として(w)
そもそもこのシーンは昭和57年のモノなのか?・・・「悟史」は「詩音」の存在に気が付いているのか?
色々考えると結構この説も無理がきてしまいますねぇ。
まぁ一つの説にしときますか。

なーんて考えなしに色々妄想してたんですがね・・・この後自分の情報収集能力不足を思い知らされる事に
なるわけですが・・・それは後ほど・・・。
意見その3、レナと魅音を殺害したとき抜けた記憶では?
これは「俺」=「圭一」説とした場合で、「鬼隠し編15日目その2」の「圭一」自室でのシーンで
極限まで追い込まれた「圭一」が覚醒(クール化)して、その際の記憶が一部吹っ飛んでる所ですよね。
そして問題の冒頭シーンが起きた、時と場所がこのシーンにあたる説となりますか。
そのまんまだと、その覚醒した「圭一」が、「魅音」と「レナ」を金属バットで撲殺したことになります。

私もはじめ「俺」=「圭一」説としてた頃、この記憶がトんでるところに冒頭シーンが来ると思ってました。
・・・が、その時からもう違和感がどうしても付いてきました。

まずこの場合、「彼女」は「レナ」なんですが、3人目にあたる「魅音」に対してなんにも触れてない
・・・まぁ、「レナ」に対しての思いが強くて「魅音」はどうでもよかったからかもしれませんね。
魅ぃちゃん悲しいな・・・。

さらに、その記憶がとんでしまう程の精神状態にしてはあまりに「圭一」が穏やか過ぎる事
これも「クール状態」ならではの特徴として説明できますか・・・。

んで、そもそも冒頭シーンの背景に「屋外」が使われてる事
これも・・・まぁ、よく心的描写をする際に屋外の背景を用いる事もあったはずなので、説明できます。

この3点、一応全て説明付くんですが・・・な〜んか納得いかんです。
やっぱ3点目。ずっと背景無しで良いのに何で屋外の背景なのか?
この時点で「俺」=「圭一」説と冒頭シーンが「鬼隠し編15日目その2」の「圭一」自室説が
受け入れ難いものになってしまいました。
意見その4、文中の「彼女」と「君」をさらに分けて考える。「彼女」は叔母だと思われる。
どうにも「俺」=「圭一」にも「悟史」にも推理が上手くいかなくなっておりましたが
この説はかなりいけてるんじゃないですか?

そのように冒頭シーンを仮定すると、登場人物は3人になります。
3人にして一番管理人的に納得するのが・・・

「俺」=「悟史」
「彼女」=「北条叔母」
「君」=「詩音」
時と場所=「昭和57年綿流しの日」で「屋外」

これがかなり納得いきますよー!
つまり、叔母を殺害するに至り、もう引き返せない所まで来てしまった悟史が詩音を想っているシーンとなりますか。
おおう!それイイ!!かなり管理人的にはバッチリですよ!

でもちょっと待って下さい。
上で書きましたがこの時点で「悟史」は「詩音」の存在を認識しているのか?という事。
「目明し編」を参照すると・・・まだ認識してないですよね・・・ということはまだ「詩音」では無く「魅音」って事になります
「詩音」と「悟史」の間で「鬼隠し編」でも「目明し編」と同じやり取りがあったならの話ですけど。
とかなんとか色々と妄想をしつつここまで辿り着いたのですが、ここで新事実が判明しちゃうわけですよ。
ひぐらしのなく頃にビジュアルファンブック108ページ左上のインタビュー記事
「詩音」って「鬼隠し編」の後で出来たキャラクターであると書いてあるのですよ!
えー!?まじでぇ?おーい詩音。あんた存在自体が無いよ、鬼隠し編に。こりゃまいったなぁ・・・。

存在自体がない以上、「君」が「詩音」であるわけがない
となると・・・「魅音」?
えー・・・うー・・・・・・・・・んん?・・・「詩音」のいない「鬼隠し編」の「魅音」ってどんなキャラなのよ?
表面的には他の出題編でよく知られてる「魅音」だと思いますが、深い所では「鬼隠し編」の「魅音」は
何だか別人であると言えませんか?
私の印象にある「魅音」ってキャラは「詩音」という存在があってこそです。逆もしかり。
その「詩音」がいない「鬼隠し編」の「魅音」って何者なのか?
色々妄想してしまいます。

仮定というか妹が居ないならば当然「魅音」は一人っ子
「真魅音」とかそんなの関係無く、完全無欠のパーフェクト「魅音」ですよ。
うーんうーん・・・。考えすぎでしょうか?通常の「魅音」でいいのかな・・・。
ここら辺どう扱うかによって「鬼隠し編15日目その2」で「圭一」を何の躊躇もなく殺そうとしたのかに
関わってきますよね。
でもでも、「鬼隠し編15日目その1」の「圭一」が素振りするのをやめる様に言うシーンでの「魅音」の
うろたえたところ・・・あれは通常の「魅音」。
その後、涙を見せた「魅音」は「目明し編」で入れ替わって学校に行って「悟史」の変貌ぶりを目の当たりにした「詩音」と
重なって見えますが・・・やべ混乱してきた。

「目明し編」で「詩音」はいつも一緒に居た「魅音」は「悟史」に恋愛感情を持てなかった、みたいな事をいってますが
結局、「詩音」が「魅音」を井戸に落とすシーンで「魅音」も「悟史」が好きだったと告白してます。
・・・て事は「鬼隠し編」の「魅音」も「悟史」に同じ感情を抱いてもおかしくない

で、話を戻して「魅音」が「悟史」の言う「君」になり得るかどうか・・・
やっぱ、おじさん口調のキャラの悪友っぽいポジションのような気がするなぁ・・・。
もうここらへん完全に管理人の妄想ですな。推理じゃねぇス。
まぁ「鬼隠し編」の「魅音」って他のシナリオでの「魅音」とは異質であると心に留めておこう。
取り合えず「魅音」は置いときます・・・。
んで、もうひとり「君」候補いますね。「レナ」です
こっちは分かりやすい。
「鬼隠し編」で「レナ」が雛見沢に戻ってきたのが何時なのかちょっと分かんないですが、「目明し編」によると4月ごろ。
「悟史」失踪の6月頃までなので5月頃転入の「圭一」より接触期間が長い。立場が逆ですけど。
「悟史」は失踪前、「オヤシロさまの祟り」を自覚するくらいの極限状態にあったわけで、その事で「レナ」に相談している事は
「鬼隠し編」で「15日目その1」の「レナ」が「圭一」を追い回すシーンで、「目明し編」においては「レナとの接触」で
より詳しく「レナ」が説明してます。その他にもあったかも。

ちなみに「鬼隠し編」では「北条叔母」による「沙都子」虐待について述べられてないです。・・・よね?
けど、ここら辺は全編共通なはず。

「オヤシロさまの祟り」という特殊な状態、それに誰にも言えない「沙都子」に対しての本音などを
相談できた「レナ」が特別な存在になってもおかしくない


実際・・・「詩音」の「悟史」に対する想いは一方的なものですし、ホントは「レナ」と「悟史」の仲は結構深いものだった
のではなかろうか。もう全然妄想なんですけどね、これ。
「詩音」・・・もしかしたらライバルは「レナ」かも知れませんぞー。大変だなぁ〜。あっはっは。
「君」=「レナ」の方が私的にすんなりいきますよ。
よーし、ではもう一度仮定し直します。

「俺」=「悟史」
「彼女」=「北条叔母」
「君」=「レナ」
時と場所=「昭和57年綿流しの日」で「屋外」

よーしこれでどうだ!
しかも、これだとこのシーンは「鬼隠し編」だけでなく「全編共通の出来事」になるわけですな!
おー、なんか色々納得するぜー!
つくづく詩音はおいしいキャラだと思います。 本編とお疲れさま会はパラレル(?)な世界ですが
本編の内容によってお疲れさま会のキャラ関係に
変化が生じています。
例え出番が無くても、詩音にとってはとても気になる
内容でしょうね。
でも、もしこのような流れになったら・・・
詩音、あんたほんとおもしろいキャラですわ。
とか結構得意げになってたんですがね・・・またここで発覚・・・。
冒頭シーンしょっぱなに「昭和58年 初夏」って日時でてるじゃん!!!

うぎゃああああああああ!??!?
あかん!あかんですよ!すっかり忘れておりましたよ!
すでに「俺」=「悟史」説は有り得ないじゃないっすか!

ぐはっ・・・一気に暗礁に乗り上げた。
あのシーンが「昭和57年」のモノならあんなはじめに「昭和58年 初夏」って出ないですよねぇ。
その後の「圭一」が雛見沢に戻ってくるシーンに切り替わったときに出るならともかく。
・・・っていうか「圭一」の夢オチなんて事はないだろうな?
はぁ・・・ドラマCDではそこらへんでてこないので見過ごしてました。
って事は、やっぱり「俺」=「圭一」なんですかねぇ・・・
何か振り出しに戻るってのをくらった感じです。

気を取り直して、もう一回冒頭シーン3人説でやってみますか・・・。
実際、今は3人説なのであの「15日目その2」で疑問のあった「魅音」放置の件は一応解決かな?

「俺」=「圭一」
「彼女」=「魅音?」
「君」=「レナ?」
時と場所=「昭和58年初夏(6月頃)」で「圭一自室?」

あーだめだ何か全然納得いかねーっス。うーん・・・どうしよう。
もうちょっと本文検証した方が良いのかな。
・・・あ、一つ本文中で引っかかる箇所があった。

彼女に、俺のために流す涙がないのなら、俺にだって。
彼女のために流す涙はいらないはずなのだ。


「彼女」?
なんでそこだけ複数形?
「俺」=「悟史」説の時は「叔母夫婦」の事かと思われますが。
「俺」=「圭一」説なら・・・追い詰められた「圭一」が敵視してる「部活の仲間達」、特に「魅音」と「レナ」を指しているのか?
「彼女ら」に「君」は含まれているのか・・・分からないなぁ。

もうちょっと本文を検証してみますか。
最初からやれよ・・・って?まぁまぁ・・・だってめんどくさいんだもん(殴)ぐは!
詩ぃちゃん必死。 園崎バスターの元ネタはマーシさまのサイトのひぐらし漫画
「この想いになく頃に」54ページ目を参照して下さい。
詩音の右往左往振りが超好きなんです。

もし、妹が居たけど間引かれました。という設定があるなら
鬼隠しの魅音は真魅音である詩音なんですがね・・・。
これもあんまり考えたくないですな・・・。



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